F-16ファイティングファルコン 京商製


T-33Aに続く電動ダクティッドファン機。翼、胴体共にOHS製の半完成機。T-33Aと比べると格好が良く、飛行音も良い、反面浮きにくいので発進が多少困難。私はショックコードで発進している。



★テクニカルデータ(私の場合)

全 長 900mm
全 幅 935mm
主 翼 面積/19.5dm2 上反角/1度 翼型/クラークY類似
全備重量 1,123g (RC-2000 8.4V装着時)
モーター AP-29L スペシャル
プロペラ ダクテッドファン
バッテリー 京商製 8.4V-RC2000 Ni-Cd
PANASONIC製 8.4V3Ah Ni-MH
R/C装置 JRプロポ製 送信機 X-3810 受信機 NER-649S
アンプ シュルツ製 slim-35be
サーボ JRプロポ製 NES371×4個
充電器 シュルツ製 isl 6-430d
その他 延長リードハーネス4本、二又リードハーネス1本
エレベータは二又リードハーネスで分配、エルロンはプロポを「フラッペロン仕様」に設定する。


★機体の組み立て

組み立てる上で気がついた点を述べます。
(1)サイドのエアインテークを広げます。この場合、胴体のエアインテーク上部の強度が低下するので内側に1mm程度のベニヤ板で補強するとよいでしょう。補強の際はキャノピーの幅は狭くしないこと、バッテリーが入らなくなります。
加工前
加工後
固い部分はリュータで
#300程度のサンドペーパを貼った丸棒で

(2)主翼のカンザシは、あらかじめ角度をよく確かめて接着しておく。

(3)ヒンジ
私の場合、エルロンやエレベータは完全に切り離して、テトラ製フィルムヒンジで連結した。この場合、元のヒンジのあった場所は避けましょう。
説明書どおりの加工をする場合、カッターナイフの刃を2枚貼り合わせた物を使って切ると適度な隙間が得られます。

(4)サーボベッドの加工
サーボの大きさに合わせてバルサ板などを詰めた。両面テープを貼りつける側の発泡スチロールにはエポキシ接着剤を塗っておく。

(5)サーボやモータへの配線は胴体を接合する前に済ませておくとよいでしょう。また、モータへの配線は、(+)と(-)の線をよじって片側を通した方がノイズ対策の面でよいでしょう。アンテナ線はモータ配線とは反対側に貼りつける。機首側から、受信機、アンプ、バッテリーの順番で配置しています。この段階で、エレベータサーボは延長ハーネス(30cm)を接続して配線済み、エルロンサーボは延長ハーネス(30cm)のみ通しておきます。延長ハーネスの接続部分はテープを貼り抜けないようにしておきます。

(6)胴体の貼り合わせ
エポキシ接着剤は60分硬化タイプを使うと作業に余裕が持てます。はみ出した接着剤が胴体表面に付着しないようにマスキングテープを貼っておきます。
エルロンサーボ用リードハーネスに接着剤が付着しないように薄いプラ板で保護しておく。
はみ出した接着剤を拭き取りながらポリエステルテープ(セロテープ)で貼り合わせていく。

(7)バッテリーの固定
結束バンドだけでは、衝撃で移動するのでバッテリー前部にベロクロステープを貼りつける。

(8)デカールを上手く貼るには
透明部分はできるだけ取り除き、マスキングテープで連結しておく。面積の大きい物は、剥離紙の一部をカットし(写真左)、位置を合わせて気泡が入らないように少しずつ指で扱いていく(写真右)。やり直すために剥がすと伸びてしまう。この場合ドライヤーで加熱した後静かに冷やすと元の形に戻る。



★フライトインプレッション

HPに記載するまでに合計14回フライトしました。いろいろと気がついた点がありますので、主なことだけあげます。
1.重心位置は説明書100mm~103mmより少し後ろより103mm~106mmくらいが良いかも知れません。110mm以上後ろになると失速しやすくなるので注意。
2.エレベータトリムは、水平より1.5mmから2mmくらいアップにしておいてください。
3.ショックコードを使うと離陸が容易です。私は、最初の3回だけ人に投げてもらい、後は、全てショックコードを使って一人でやっています。
4.RC-2000で、約4分半フルパワーで飛びます。ニッケル水素では、6分半も飛ばせました。パワーもRC-2000より劣らずとも優れているように感じ取れました。
5.フラッペロン仕様にしました。フラップは期待はずれで、効果なし。逆にブレーキになって高度を落とすはめになった。エレベータ→フラップのミキシングも入れてみた。これは効果ありと自分では思っている。旋回の様子が通常の前プロペラ機に近づいてきた。
飛行音は、前のT-33Aよりすばらしいと思った。上空では「キーン」、近くを飛ばすと、それにまじって「シュー」という音が聞こえます。
飛行性能と離陸時の浮きやすさはT-33Aの方が良いと思った。

F-16のショックコード発進による飛行ビデオ (Real PlayerG2)
F-16の手投げ発進による飛行ビデオ (Real PlayerG2)
F-16の飛行 (Real PlayerG2)
F-16の着陸 (Real PlayerG2)


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