T-33A シューティングスター 京商製


電動ダクティッドファン機。翼はOHS製、胴体は発泡スチロール製の半完成機。外観のデザインは、米空軍アクロバットチーム”サンダーバーズ”である。両翼端にはダミーの燃料タンクが付属している。飛行時には取り外すように説明されている。
電動ダクテッドファン




★テクニカルデータ(私の場合)

全 長 890mm
全 幅 1170mm
主 翼 面積/19.5dm2 上反角/2.5度 翼型/クラークY類似
全備重量 1140g (バッテリーを含む)
モーター AP-29L スペシャル
プロペラ ダクテッドファン
バッテリー 京商製 8.4V-RC2000 (8.4V,2000mAh)
R/C装置 JRプロポ製 送信機 X-3810 受信機 NER-649S
アンプ シュルツ製 slim-35be
サーボ JRプロポ製 NES305×2個
充電器 シュルツ製 isl 6-430d
その他


★機体の組み立て

まず、次の2点をチェックして下さい。
(1) モーターのエンドベルにベアリングが入っていますか?
もし、メタルの場合は、メーカーに連絡をとって、交換してもらいましょう。途中で改良されています。このAP-29Lモーターは慣らし済みです。さらに慣らしをする場合は、必ずプロペラをはずして行う。

(2) 胴体下部にエアーインテークが追加され、主翼に手投げ用の窪みがありますか?
途中で改良されています。加工方法はこちらを参考にしてください。 --> 胴体と主翼の加工

翼の加工(エルロン・エレベータ)
翼は一体成形となっており、エルロンやエレベータは、カッターナイフで切り離すように説明されている。カッターナイフの刃を2枚重ねてビニールテープ等で縛り、これを使用すると、適度な隙間がえられる。
水平尾翼とエレベータ間には、ヒンジが入っていない。説明書どおりに加工してもよいが、気になる人は、エレベータを完全に切断して、テトラ製フィルムヒンジを挿入すれば良いと思う。ヒンジの接着には、エポキシ接着剤か発泡スチロール接着剤を使用します。発泡スチロール接着剤で十分耐えます。

*デカール
出来るだけ透明部分はカットします。軽量化と貼りやすさにつながる。文字の場合、上からマスキングテープで連結しておくと位置合わせが楽です。湾曲部分は、ドライヤーで温めると、伸びる。

*胴体への塗装
ホームセンターに売られている水性のスプレーペイントが良いでしょう。ただし、この塗料はアルコールに弱いので注意。

*潤滑用グリス
必ず模型用を使用する。プラスチックパーツに使用する潤滑油はシリコン系の物を使用する。一般に売られている物は鉱物油を主成分としたものが多く、プラスチックを侵す。

*エルロン・エレベータ金具
エルロンやエレベータの金具がグラついたりする場合、金具と発砲スチロールの隙間にエポキシ接着剤を浸透させる。エポキシ接着剤は、ドライヤーで温めると柔らかくなり小さな隙間にも浸透する。この時、翼側に付着しないようビニールでマスキングしておく。

*バッテリーの固定
バッテリーの固定はマジックテープ。さらに、固めのスポンジ(ウレタンゴムなど)で、しっかりと押え込む。移動すると重心位置が狂う。



★初飛行の感想

1998年3月8日(日) 2:00pm
最初は、「こんな機体で飛ぶのかな?」なんて、半信半疑で購入・製作した。1月3日。いよいよ初フライト。手なげ発進。非力ながら浮いた。成功!
徐々に加速、高度をとり、最初の旋回。急旋回は無理であった。バンク角を少な目にとり大きく旋回。加速は悪いが、スピードはでる。プロペラ機と違い、「シューッ」といった音が魅力的だ。
3分経過。着陸体勢に入る。車輪が付いていないので胴体着陸。下が芝生なので、滑らかに着陸できた。飛行時間だが、およそ5分と思われる。全負荷(静止状態)で、オート・カット・オフするまで約3分であった。
1998年3月15日(日) 1:00pm
2回目の飛行。両翼端にダミーの燃料タンクを取り付けても十分に飛行は可能です。
パワーも十分で、ロールも宙返りも楽にこなす。

飛行中

着陸体勢




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