ストラトス スポーツ 京商製


540クラスの電動サーマルグライダー。ラダー仕様。翼はOHS製、胴体はLSS(Light Strong & Seamless)製の半完成機。
価格のわりに高性能、絶対お奨め。
★テクニカルデータ(私の場合)

全 長 1,015mm
全 幅 1,920mm
主 翼 面積/36dm2 翼型/オリジナル準対称
全備重量 1,340g (バッテリーを含む)
モーター マブチ550HS
プロペラ D8*P4フォールディングタイプ
バッテリー 京商製 8.4V-RC2000 (8.4V,2000mAh)
R/C装置 JRプロポ製 送信機 X-3810 受信機 NER-649S
アンプ シュルツ製 slim-35be
サーボ JRプロポ製 NES305×2個
充電器 シュルツ製 isl 6-430d
その他

★機体の組み立て

【改造点】
  1. エレベータ、ラダーのリンケージをピアノ線からバルサ棒に変更した。
  2. 移動の際の収納を考え、両主翼端部分を脱着式とした。
● エレベータ、ラダーのリンケージ

付属の長いピアノ線では胴体の中でたわむため、中間部分をバルサ棒にした。





● 翼端部分を脱着式に変更

まず、カンザシを作ります。カンザシは説明書どおりにベニヤ板を貼りあわせる。次に上下面を平らになるまでサンディングする。主翼中央部の穴に差し込む部分は、さらにサンディングして、1mmほど上下の幅を狭くする。上下に1mm厚のバルサ板を貼り付ける。後で主翼中央部の穴に合わせて厚みを調整する。

下写真は主翼の翼端部分。まだ、カンザシは接着しないでおく。




下写真は中央部主翼。穴の左右を少し削って広げ、1mm厚のバルサ板で補強する。接着する前に、先ほど作ったカンザシを差込み調整する。おそらくキツイはずですので、左右の発砲スチロールを少しずつ削りながら念入りに調整する。また、上下はカンザシの方を削って調整する。適度なクリアランスを得るために、あらかじめカンザシにマスキングテープを1重に貼っておけばよいでしょう。(注意)翼の断面に対してカンザシが直角になっていることを確認する。以上の点がOKならば、30分硬化エポキシ接着剤で左右のバルサ板を接着する。左右のバルサ板は長めにしておき、後で切断する。左右のバルサ板に接着剤を塗布して差込み、カンザシを差し込んだまましばらく固定する。接着剤が少し固まった時を見計らって、カンザシを抜く。完全に固まってからでは遅すぎるので注意が必要。



完全に固まったら、マスキングテープを取り去ったカンザシを差込み、再度調整する。

最後に、翼端部を接着します。まず、接着剤無しで差し込んでみましょう。断面がピッタシ合うように翼端部の穴を調整します。このとき左右の上反角も確認しておきます。翼端部の穴は大きくなっても大丈夫です。OKならば30分硬化エポキシ接着剤で接着します。翼端部の穴が大きくなった場合接着剤で充填します。接着は翼を仮組の状態で行いますが、はみ出た接着剤が翼断面に付着しても大丈夫なように、あらかじめ、中央部主翼の穴の周囲にマスキングテープを貼っておきます。


● 動力部分

モーターはATLAS 23T、アンプはシュルツ製 slim-35beを使用した。
モーターをパワーアップした場合、付属のフォールディングタイププロペラでは強度が不足するので、他の物に換えたほうがよいでしょう。





★フライトインプレッション

説明書に書かれていたとおり、この機体はダウンスラストがついておらず、パワーオンで機種上げ状態となり、逆に、パワーオフで、機種下げ状態となる。操作性を向上させるため エンコン-エレベータのミキシングをプログラムした。結果、楽に飛行させることができた。
(参考データ)
スロットル -100%~+100%に対し、エレベータ 0%~-12%
エレベータは、パワーオフで、滑空状態に調整しておく。

モータをATLAS(電動カー用)に取り替えてみた。手投げ直後から30度くらいで急上昇が可能となった。当然バッテリーの消費は著しい。考え物?
モータ モータ重量 モータ回転数 備 考
RS-550SH 212g 10,000rpm キット標準
ATLAS 23T 175g 12,000rpm ベアリング入り。電動カー用
モータ回転数は、D8*P4を付け静止状態で測定

!!注意!!!
モーターをパワーアップした場合、付属のフォールディングタイププロペラでは強度が不足した。2回も空中でチギレ、飛び散った。京商にTELしたら、「そのようなことは無い!」と言い切るのですが、事実、プロペラが破損したのである。京商は2回とも無料で送ってきたが。。。一向に改良された様子は無い。考えたら、非常に危険であるので、現在は標準のRS-550SHを使用している。


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