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2012年08月 アーカイブ

2012年08月02日

洋菓子 ~ さつき屋

「さつき屋」に行ってきました。 Tさんお勧めの店です。

Tさんの一番のお勧めのブランデーケーキ(1本1,450円)です。

satsukiya_01.jpg

お味は、

ブランデーがたっぷり使われています。口元に近づけただけで、ブランデーの香りがします。
口の中に入れると、ブランデーそのものといった感じです。甘味は控えめです。
後味もスッキリ、ブランデーの香りだけが残っています。
スーパーでよく見かけるヤマザキ製パンのブランデーケーキと比べると、ブランデーはかなり多め、甘さは控えめです。


さつき屋一番人気のクリームパイ(1/8カット 250円)です。

satsukiya_02.jpg

お味は、
甘いですね。クリームたっぷりで、中にはミカンとパイナップルが入っています。クリームも甘いけど、
生地自体も甘く仕上げています。
甘いけど、後味はスッキリしています。

ブランデーケーキ、クリームパイの順番に食べましたが、30分経過した今でも口の中にブランデーの香りが広がっています。
ここのブランデーケーキは、かなりインパクトがありますね。

さつき屋
倉敷市南町3-19
℡ 086-422-1788
営業 8:30~19:00 月曜日定休


satsukiya_03.png

地図をクリックすると、Googleマップにジャンプします。


2012年08月03日

オートジャイロ Cierva C-30 テスト3

cierva_16.jpg

今日は風が吹いているので、オートジャイロのテスト飛行に行きました。

何事も、成功するまでの過程が楽しみです。

何故か、風に向かうと、激しい機首上げを起こします。 この時、エレベーターはフルダウン(迎角0°)です。

フライトの動画です。

墜落時のダメージは少しでした。水平尾翼端が折れただけです。

今後、どのように改良すればよいのか?
フライングスタイロ製のCiervaは良く飛んだのに・・・

・エルロン、エレベーター共に舵角を増やす。 エレベーターは迎角が少しマイナス側も含ませる。

・重心位置を前に移動させる。

・ニュートラル時の迎角を少なくする。3~4°くらいにしてみる。

で、次回テストするつもりです。


T-REX500EFL

オートジャイロが即墜落したらと思い、T-REX500Eを持って行きました。

先日、このT-REX500Eの受信機をRD931からRD731に換えたので、テストフライトも兼ねています。
空撮用のヘキサコプターのチャンネル数が不足したため、このT-REX500Eと受信機を交換しました。

なんと、このRD731はニュートラル信号のパルス幅が1524μsecで、+24μsecもずれています。
3軸ジャイロMicroBeastは、電源投入後ニュートラル信号を自動検出するので、影響を受けるチャンネルはスロットル、ピッチ、ジャイロ感度(AUX2)のみでしたが、一応すべてのチャンネルのニュートラルを1500μsecにサブトリムで調整しておきました。

(仕様)
スワッシュサーボ: ALIGN DS510M
ラダーサーボ:   JR DS3500G
ジャイロ:      Micro Beast
ESC:        Castle ICE-75 ガバナーsetRPMモード
バッテリー:    22.2V 3300mAh 35C

t-rex500efl_02.jpg

t-rex500efl_03.jpg

フライト動画です
普通に飛ばすだけ。3Dフライトとかは技術がないので出来ません。

実は、手放しで直線飛行している場面もあります。このMicro Beastは頭上げを抑制してくれるようです。


ところで、
このESC Castle ICEシリーズをガバナーsetRPMモードで使ったとき、いきなり回りだすと危険です。 また、一度スロットルを最低にすると元の回転数に復旧するまで、かなり時間がかかります。
このESCには、(操作量-制御量間で)ヒステリシスがあることに気づき、うまく利用しました。


NORMALモードの時だけですが、

モーターを始動するには、
HOLDスイッチON ⇒ (始動ビープ音) ⇒ HOLDスイッチOFF ⇒ スロットルスティックを上げる

一度モーターが回転を始めたら、スロットルスティックを最低にしても一定回転数を保持する。

モーターを停止するには、HOLDスイッチをONする。

といった動作です。


HOLD Pos.はESCが始動ビープ音を出す値より、わずか低い値に設定する。

throttle_curve_hold.jpg


NORM時
スロットルカーブのPoint-Lを、モーターが回転を始める値とモーターが回転を停止する値の中間点に設定する。

throttle_curve_nor.jpg


ST-1時

throttle_curve_st-1.jpg


ST-2時

throttle_curve_st-2.jpg

2012年08月04日

シャッターとズームの遠隔操作 ~ テスト


空撮用に、シャッターとズームをプロポで操作するようにしました。(過去記事を参照)

サーボマウントを作り直しました。 削って調整していましたが、最後は図面を修正し、プラ板から再度作り直しました。

過去記事の図面は修正済みのものです。ただし、ビデオカメラJVC Everio専用です。

動作の様子

オートジャイロ Cierva C-30 テスト4

思い切って、前を重くしました。

バッテリー11.1V 1,600mAh(142g)の上にダミーで71gのバッテリーを載せてみました。

cierva_17.jpg

まだ、機首を上げますが、どうにか操縦できる範囲に入りました。

これなら着陸できるかと思い、トライした結果です。

cierva_18.jpg

マストが折れ、水平尾翼端も破損しました。

現地で修理して、再度フライトしました。

そのときの動画です。

2012年08月05日

サーボへの入力信号について

異なるメーカーの送信機-受信機では互換性がほとんどありません。 ただし、PPM(Pulse Position Modulation : パルス位置変調)では多くの場合、互換性があります。

サーボと受信機間では、異なるメーカーでも、ほとんどの場合互換性があります。
それは、各メーカー共通に、信号にPWM(Pulse Width Modulation : パルス幅変調)を採用し、パルス幅の範囲も共通しているからです。

受信機のサーボ出力信号波形は、このようになっています。

servo_signal_anime_0.gif

パルス幅(山の部分)が、1000μs ⇔1500μs⇔2000μsと繰り返し変化しています。
 (μs=マイクロ秒 1μs=10-6秒=0.000001秒)

※JR PROPOの場合

 -150%  -100% Nutaral   +100%  +150%
 900μs  1100μs  1500μs   1900μs   2100μs

となっています。 FUTABA他の場合は全体に+20μsずれています。ニュートラル信号は1520μsです。

パルス間(山から次の山まで)の時間は20,000μs(1/0.02=50Hz)です。

この50Hzのことを、取扱説明書などでは「サーボ周波数」などと記されています。

ただし、ハイスピードと称している受信機やジャイロ出力は、50Hzよりも高く、パルス間の時間が短く(山から次の山とが接近するように)なっています。

サーボ周波数は高いほど、応答は良くなります。
スティックを使った手動操作では50Hzで十分だと思いますが(?)、
ジャイロのような自動制御の場合、その装置の性能を引き出すため、高い周波数に設定します。

いったい、この50Hz、どこまで高くすることができるのでしょうか。
理論上は、山と次の山とがくっつかない周波数まで利用可能なので

1,000,000μs ÷ 2,100μs ≒ 476Hz となります。

実際、ジャイロのサーボ周波数を333Hzや400Hzなどに設定したりします。

<ナローバンド>
もっとサーボ周波数を上げたい!? ならばバルス幅を狭くすれば可能。 ということで生まれたのがナローバンドという規格で、従来のパルス幅を半分にしています。ニュートラル=760μs

<送信機でサーボ信号を確認する>

※JR PROPO DSX9 の場合

メニュー MONITOR 画面で確認できます。

dsx9_menu_monitor_01.jpg

パルス幅との対応は次のようになります。
ただし、ニュートラル1500μsの受信機を使った場合です。
dsx9_menu_monitor_03.png

トリムの数値1は1μsです。 つまり、トリムを20変化させれば、20μs変化します。サブトリムも同じです。

【重要】
JR PROPOの受信機はどうでしょうか?
ニュートラル信号は、個体差があります。しかも大きい! 20~30μsずれているものもあります。 温度ドリフトもあります。夏期と冬季では3~4μsずれています。トリム1コマですね。
温度ドリフトはしかたないとしても、ニュートラル信号に個体差があるのは許されませんね!
JR PROPO愛用者としては残念です。

送信機はどうでしょうか?
DSX9を2台持っています。 ほとんど個体差はありませんでした。 スティックを使ったch1~ch4においては、経年変化でバラつきやバックラッシュが発生し、3μs程度ずれていたりします。しかたないですね。

サーボはどうでしょうか?
JR PROPOのサーボは、それなりの分解能はもっています。 でも、他社にももっと良いものがあります。
粗悪なものもあります。 たとえばR????ブランドで売られている小型アナログサーボ、これは20μs以下の変化には追従しません。 つまり、ニュートラルが出ず、舵が残ります。

※入力信号の変化における分解能力のみについて書いています。


<デジタルオシロスコープを使ってパルス幅を知る>

rx_servo_check_01.jpg

rx_servo_check_02.jpg

CH1 +Widthの値が1.524msと表示されています。 1524μs ですね。

<サーボテスターの機能を使ってパルス幅を知る>

サーボテスターの中には、受信機の出力パルス幅を表示できるものもあります。
アストロホビージャパンから販売されているもので、RXと記述されている端子にオス-オスケーブルで受信機と接続するだけです。


rx_servo_check_03.jpg

1.52msと表示されています。 10μs未満は測定できません。

このサーボテスターについての関連記事が本ブログに掲載されています。


http://www.wcnet.jp/lily/blog0/2012/04/post_17.html#trackback

2012年08月06日

PPM信号について ~ プロポ

9チャンネル送信機(JR X3810)のPPM出力波形です。

ppm9ch_wave_nn.png

このようなパルス群が連続しています。

1つのパルス群を拡大し、ch1~ch5の順にひとつのチャンネルを変化させてみます。

ppm9ch_wave_anime.gif

左から順に、ch1~ch9となっています。 極性を逆(逆さま)にするとわかりやすと思いますが、
谷の部分のパルス幅は一定で、山の部分の幅が変化し、全体としてパルスの位置が変化しています。
これが、PPM(パルス位置変調)です。

この信号を信号波として、搬送波(電波)を変調して出力します。 
変調方式は、27MHzではAM(振幅変調)、40MHzや72MHzではFM(周波数変調)となります。
AMよりFMの方がノイズに対して強いのですが、電波法に基づいて27MHzはAMとなります。

昔、「プロポはFMかPCMか?」とか言っていましたが、実は変調方式はどちらもFMなのです。
つまり、信号波がPCMかPPMで、変調波(電波)はどちらもFMなのです。

PPMPとPPMNについて

PPM信号の極性によって
PPMP(Positive) ・・・ JR、SANWA
PPMN(Negative) ・・・ FUTABA
があります。 
したがって、PPMでもJR用、FUTABA用とかがあるわけです。
HITEC AURORA9では、設定メニューが用意されています。

2012年08月07日

PCMについて ~ プロポ

PCM(パルス符号変調)、これは現在のラジオを除く、全てのテレビや音響・映像機器に共通した技術です。

標本化(サンプリング) ⇒ 量子化 ⇒ 符号化

といった、手順で、アナログ信号からデジタル符号に変換されます。

アナログ信号は、プロポのスティックの位置をポテンショメーターなどで電圧値にしたものです。

今後、ポテンショメーター(可変抵抗)から、エンコーダーに変更されるでしょうね。
エンコーダーにすると、直線性が向上し、経年変化や寿命もながくなります。
デジタルノギスなどはこれです。 また、プリンターも、昔はステッピングモーターでパルスによってヘッドの位置ぎめをしていましたが、現在は普通の直流モーターでぶん回しています。エンコーダー(帯状フィルム)で、現在位置を取得して制御しています。

標本化とは、一定時間ごとにスティックの位置を読み取ります。(まだ、アナログ値)
このときの標本化周波数は、サーボ周波数を50Hzとした場合、2倍以上の100Hz以上で行えばよいでしょう。
つまり、1秒間に100回読み取ることになります。

量子化とは、標本化で得られた値(アナログ値)を数値に変換します。
例として、2.54Vを1Vで量子化した場合は2、 0.1Vで量子化した場合は25、 0.01Vで量子化した場合は254となります。
つまり、細かな単位で量子化するほど、正確に情報が伝わります。
プロポの名前にある「1024」というのは、おそらく最大1024分割しているといった意味かも。

標本化周波数を高くしても量子化を多くしても、正確に伝わる反面、データ量が増えます。

符号化とは、量子化で得られた数値を「1と0」の符号(2進数)に変換します。
例として、 1024=210 ですから 最大10ビット(2進数10桁)が必要になります。

音楽CDの場合
標本化は44.1kHz、 量子化は16ビット と定めています。
しかし、プロポの場合は各社バラバラだと思います。

符号化された信号をそのまま送るのではなく、データ圧縮や誤り訂正符号を付けます。
このあたりが、各社独自の技術となります。

音楽CDでは、16ビットを上下8ビットずつに分け、8ビットに誤り訂正符号処理を行った14ビットとしています。EFM(Eight-to-Fourteen Modulation )といいます。

誤り訂正符号とは、そのデータが正しいかどうかを知らせる符号で、訂正能力は持っていません。
したがって、プロポのようなリアルタイム処理の場合、誤りデータは無視しているのだと思います。

音楽CDの場合、エラーデータは無視します。 コンピュータ用のデータCDの場合、1ビットでも間違っているとプログラムが正常動作しなくなるので、エラーが無くなるまで何回も読み直しします。(CRCエラーチェック)

インターネットのプロトコルにおいても、通常はTCP(エラーがあると、送信元にデーターの再送信を要求する)で、ボイスチャットや電話などの場合はUDP(エラーを無視する)を使っています。

無線通信では、不規則にたまにおきるエラー(ランダムエラー)はつきものです。
でも、スティックを1秒間に100回前後させる指の持ち主はいないと思いますので(笑)

データー圧縮技術ですが、この技術は日々進化しています。
いかに大量のデータをコンパクトにするかです。

音楽CDやWindowsのWAV → 圧縮なし
MP3やWindowsのWMAなど → 圧縮あり
画像WindowsのBMP → 圧縮なし
画像JPEGなど → 圧縮あり
動画(ビデオ)の場合は、ほとんど圧縮されています。
その方法も様々でCODEC(コーデック COmpression DECompression)と呼ばれています。
2時間映画が記憶できるDVDでも、無圧縮だと5分程度しか記憶できません。

映画DVDや地上デジタル放送はMPEG-2(ワンセグはMPEG-4)で、圧縮されています。

圧縮のプロセスが複雑になれば、それを元に戻すのに要する時間も多く必要になってきます。
しかし、コンピューターの処理速度の向上に伴い、圧縮過程も複雑になってきています。

圧縮方法は大きく2つに分けられます。
可逆圧縮 → コンピューターで扱う、数値、文章、プログラムなど。
非可逆圧縮 → 画像、音声など。一度圧縮すると元の品質に戻せません。

私こと、音楽CDを取り込むとき、昔はMP3などでしたが、最近は大容量記憶装置が安価なので、WAVで取り込んでいます。

話が、プロポからずれてしまいましたが、

9ch送信機(X3810)のPCM出力波形です。

pcm9ch_wave_01.png

これは、ワンショット画面です。たえず変化しています。
これを見ても、素人の私には何もわかりません。

符号ですから、1と0とを表現しているには違いありません。
もし、NRZ(Non Return to Zero)方式だと、上が1、下が0です。幅が広い部分は1や0が連続しています。ただし、極性が逆だと、上が0、下が1となります。

NRZI方式だと、1の時は反転、0は反転しない。なので、極性は関係なくなります。

LANなどで採用されているバイフェーズ方式だと、0を"10"、1を"10"などとする位相で伝えていますから極性が関係します。

上記以外にたくさんの方式がありますから、(伝送方式がわからない限り)この波形から1と0すらわかりません。

この信号をRFモジュールで電波に乗せます。

波形が方形波なので、高調波成分を多く含みます。そのため、ローパスフィルターを使って、正弦波(基本波)とします。波形の角を丸くするわけです。

FM変調では、信号波により搬送波の周波数を変化させます。±Δfだけ変化させるとします。
そして、信号波の最高周波数をfsとすると、占有周波数帯域幅(チャンネルの幅)fm=2×(Δf+fs)となります。

40MHz帯や72MHz帯では各チャンネル間は20kHzと決まっています。
したがって、占有周波数帯域幅は20kHz未満としなくてはなりません。実際には、隣接したチャンネル間での混信を防ぐため、20kHzよりかなり少な目に設定しています。(電波法で定めていると思います。)

転送速度を上げる(時間当たりのデータ量を増やす)とfsの値が大きくなり、制限されます。

PCMの毎秒のデータ量は、標本化周波数×量子化符号ビット数×チャンネル数 となります。
つまり、操作時の応答速度を上げても、スティックの分解能を上げても、チャンネル数を増やしても、データ量は増します。

占有周波数帯域幅を増やすことなく、データ量を増やすには、データ圧縮技術や変調方法を考えなくてはいけません。

参考語句  FSK(Frequency Shift Keying) PSK(Phase shift keying)

地上デジタル放送では、4-PSK(一回の変調で2ビットを表現)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing 直交周波数分割多重)が採用されています。
また、無線LANの規格802.11nにはOFDMが採用されています。

というわけで、PCMプロポに関する規格はまったくわかりません。

私がJRプロポを愛用した理由は、他社製品と比べて混信に強かったからです。
何でも「ABC&W SYSTEM」ってのが、優れものか?複数のプロポが同一チャンネルでも、操作できました。
このABC&W SYSTEMも、正体が不明のままです。

2.4GHzになってから、HITECのAurora9をよく使うようになりました。受信機がJRの1/3の価格です。
機能が充実していますし、柔軟性に富んでいます。

2.4GHzでは混信が無い? 実は(アナログ的に考えると)混信だらけで使っているのです。

(更新中)

PCM vs PPM ~ プロポ

PPMでは、波形が重要です。振幅はさほど影響しませんが、エッジ(値が変化する時)が大きく影響します。
伝送路の状態が悪かったり、ノイズなどの外乱で、エッジが変形すると、データに影響を及ぼします。

PCMでは、伝送状態が悪く波形がなまっても(丸っこくなっても)、また、少々ノイズが混ざっていても1と0が識別できればOKです。

インターネット回線のADSL(一般にはxDSL)の場合、これ信号?ノイズじゃないの?ってくらいの波形です。

コンピュータの外部バスでは、シリアル(直列)伝送が主流になりつつあります。
並列伝送はCPU周辺のみです。
直列伝送より並列伝送の方が、線の本数-1だけ一度に伝わるのですから、速いような気がします。
しかし、並列伝送では、クロックを上げていったとき、プリント配線やケーブルの状態(インダクタンスやキャパシタンスの影響)で各線でビット位置がずれていき、エラーを起こします。
直列伝送では、それが無いので、クロックを上げることができます。また、1と0とが識別できればよいので、長いケーブルも使えます。
USBも高速になって3.0、 HDD用のATAもシリアルATA(SATA)に変わる。

PCMでは、誤ったデータの検出ができますが、PPMではそれができません。

圧倒的にPCMが優れています。

それなのに、なぜ2.4GHzモジュールを使用する時、PPMにするの?
それは、単に互換性の問題だけのような気がします。

近い将来、全てデジタル符号で伝送するようになると思います。
受信機とサーボ間もデジタル符号で伝送するようになるかも。そうなれば、本当の意味でのデジタルサーボですね。

デジタルサーボ vs アナログサーボ

アナログサーボは、サーボ信号を積分して電圧値(アナログ)とし、ファイナルギヤに接続されたポテンショメータ(可変抵抗器)からの電圧値(アナログ)と比較して、フィードバック制御をしています。

デジタルサーボは、サーボ信号(パルス幅)を数値に変換し、また、ポテンショメータからの電圧もA/D変換を行い数値に変換し、数値同士で演算処理を行います。

アナログサーボでは、アナログのコンパレータ(オペアンプなどの比較器)で行いますので、信号電圧値とポテンショメータの電圧値とが近づけば、出力(モーターへ加える電圧)が小さくなります。
つまり、少しずれてから、モーターに力が入り元の位置に戻そうとします。結果、保持力が弱いというか、外力を加えた時、ふにゃって感じになりがちです。
実際には、汎用オペアンプなどではなく、専用ICが使われます。

一方、デジタルサーボでは、数値で比較しますから、1でも差が出れば全力で元に戻そうとします。というか、そのような処理もできますし、それとは逆に保持力を犠牲に省電力化をはかることもできます。

実際にデジタルサーボをばらしてみたところ、目標値に近づいたら、8~10段階くらいでパワーを段階的に絞っていますね。全てのデジタルサーボがどうかはわかりません。

デジタルサーボでは、CPUで処理しますので、さまざまな処理が可能となります。
実際に行っているかどうかは知りませんが、エラー処理なども可能です。
たとえば、 入力信号が、 10 12 14 100 ・・・と変化した場合、100はエラーじゃないの?と疑って、とりあえず14の位置で止めておき、次のデータも100なら、やっぱり100でよかったのか。ということで100の位置に移動させる。 など


現在市販されているプログラマブルデジタルサーボで設定可能な項目

・ニュートラル位置
・左右の最大舵角調整(エンドポイント)
・動作スピード。ただし、サーボの性能以上のスピードはでません。引き込み脚用にゆっくり動かすなど。
・リバース設定
・デッドバンド幅
・フェイルセーフ
・保持力と省電力でどちらを優先するか

サーボのニュートラル位置やエンドポイントの修正で、ある程度はサーボの個体差を少なくすることは可能です。
しかし、直線性(入力信号に対するサーボの動作角度が正比例しているか)は、現在主流の可変抵抗器ではなく、新しいエンコーダー方式でないとだめですね。


<HITECデジタルサーボ用プログラマー>

インターフェイスHPP-21を使います

hpp-21_if.jpg


設定画面です。 設定項目が豊富です。

hpp-21_main.png

ニュートラル位置、左右独立のエンドポイント、フェイルセーフの位置は、画面左のスライダーで調整後、ボタンをクリックします。
全てがパルス幅で表示されないので、慣れるまで迷いました。

hpp-21_11.png

サーボテスター機能も付いています。ステップモードやスイープモードなど多彩です。しかも、アナログサーボ(他社製品でもOK)もテストできます。優れ品です。

hpp-21_testmode.png


HITEC RCD USA
http://www.hitecrcd.com/

HPP-21用ソフトウェアのダウンロード
http://hitecrcd.co.kr/tester/hpp_21.htm


<Hyperion ATLASシリーズ用サーボ プログラマー>

インターフェイス HP-AT-PRGUSBを使います。

hp-at-prgusb_if.jpg

HITECに比べて、設定項目が少ないです。
サーボテスター機能は、使い物になりません。 アナログサーボには非対応。

設定画面です。

hp-at-prgusb_main.png

設定変更後は、すぐにテストしてみたいものです。
そこで、サーボテスターとの切り替えスイッチハーネスを自作しました。

hp-at-prgusb_switch.jpg

Hyperion World
http://hyperion-world.com/

Hyperion PC Software
http://media.hyperion.hk/dn/pc/pcsoft.htm


やっぱり、プログラマブル デジタル サーボは便利です。

・リバース設定。エレベータやフラップの左右にサーボを配置する場合など。

・ニュートラル位置の微調整。プロポで行うより、サーボで行っていた方が、後々便利。

・スピード調整。引込脚用に、ゆっくり動くようにする。プロポで行った場合、スイッチON時に、いきなり高速で動いたりする。


私は、小型サーボにHP-DS-09シリーズを愛用しています。


<HITEC製品について、疑問に思う点>

・サーボプログラマーの設定画面からして、ニュートラルは1500μsのような気がします。

・受信機のフェイルセーフのデフォルトが1500μsとなっている。

なのに

・送信機Aurora9のニュートラル信号は1520μsです。

2012年08月08日

送受信機におけるニュートラルずれ ~ プロポ

個体差はニュートラルずれだけではなく、

上下の舵角にも個体差があることが判明しました。

一例をあげると
±100%に設定していたら
1100 ~ 1500 ~ 1900 (規定値)
ニュートラルが+11μsすれていたなら
1111 ~ 1511 ~ 1911
となるべきなのですが、実際に測定したら
1906 ~ 1511 ~ 1906
でした。
受信機の個体差なのか、送信機の個体差なのかを、これから突き止めていきます。


最近のプロポは、ニュートラルにずれがあるようです。 個体差があるようです。

そこで、送信機の個体差、、受信機の個体差などについて実際に測定しました。

ここで調べたニュートラル信号は全て受信機のサーボ出力のことです。

ニュートラル信号は、メーカーにより異なります。

JR PROPO ・・・ 1500μs
FUTABA  ・・・ 1520μs
HITEC   ・・・ 1520μs (?) はっきりわかりません。

私は、JR PROPO製品とHITEC製品しか持っていないので、FUTABA製品については調べていません。


● JR PROPO製の72MHz SPCM の場合

送信機は、X-3810、X2720、PCM9X+NET-72FMモジュール
受信機は、NER-649S、RS77S

受信機 \ 送信機  X-3810  X2720  PCM9X
 NER-649S (1)  1500μs  1500μs  1500μs
 NER-649S (2)  1500μs  1500μs  1500μs
 NER-649S (3)  1500μs  1500μs  1500μs
 NER-649S (4)  1500μs  1500μs  1500μs
 RS77S      

全て、1500μsピッタリです。 SPCMにおいては個体差はありませんでした。
受信機RS77Sについては、今後調べます。 NER-649Sは残り4個ありますが、調べる必要はないでしょう。


● JR PROPO製の2.4GHz DSMJ の場合

送信機は、DSX9が2台
受信機は、RD631、RD635、RD731、RD931

受信機 \ 送信機  DSX9 (1)  DSX9 (2)
 RD631(TAIYO ゼロ戦)  1522μs  1522μs
 RD631(未使用)  1524μs  1524μs
 RD635(SNIPERⅡ)  1523μs  1523μs
 RD731(T-REX500EFL)  1524μs  1524μs
 RD731(OK ZERO30)  1512μs  1512μs
 RD731(A-380)  1524μs  1524μs
 RD931(ENIGMA)  1509μs  1509μs
 RD931(500 Air Wolf)  1506μs  1506μs
 RD931(T-REX550EFL)  1509μs  1509μs
 RD931(T-REX600EFL)  1505μs  1505μs
 RD931(T-REX700EFL)  1511μs  1511μs
 RD931(HEX Copter)  1507μs  1507μs
 -----    
 -----    

送信機による違いはありませんでした。
受信機の個体差があります。同一モデルでも個体差があります。
RD931と(RD631、RD731)の2グループに分かれそうです。
RD931の平均値は、1508μs
RD631、RD731の平均値は、1522μs
となりますね。

※()内は、機体名で、私のメモ書きです。


● HITEC製の2.4GHz AFHSS の場合

送信機は、AURORA9、 PCM9X+モジュール
受信機は、MINIMA6E、 MINIMA6T、 OPTIMA6、 OPTIMA7、 OPTIMA9

受信機 \ 送信機  AURORA 9  PCM9X
 MINIMA 6E(T-Boat)  1514μs  1507μs
 MINIMA 6E(Cierva)  1514μs  1507μs
 MINIMA 6E(ICON A5)  1514μs  1507μs
 MINIMA 6E(R-21)    
 MINIMA 6T(未使用)  1514μs  1507μs
 OPTIMA 6(F-15)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 6(未使用)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 6Lite(未使用)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 7(Turmeric)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 7(Paprika)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 7(未使用)  1518μs  1511μs
 OPTIMA 9(未使用)  1518μs  1511μs

送信機 HITEC AURORA9とJR PCM9Xとでは、7μsずれています。
HITEC AURORA9のニュートラルは1520μsかな?
受信機
MINIMAシリーズ(テレメトリー無)では1514μs。
OPTIMAシリーズ(テレメトリー有)では1518μs。

同一モデルでは個体差はありません。

サーボ周波数は変動しています。

送信機から信号を受信しているとき、45Hz付近で変動しています。
MINIMAシリーズもOPTIMAシリーズも変動していますが、ややOPTIMAシリーズの方が多いです。

送信機をOFFにして、フェイルセーフに入れると、
MINIMAシリーズでは50Hzで安定します。
OPTIMAシリーズでは72Hzで安定します。

<HITECからのコメント>
「測定器で調べたことがないので断言できませんが、テレメトリー(双方向通信)の関係ではないかと思います。」 とのこと。

JR PROPO製では、サーボ周波数は50Hzで安定しています。
しかし、双方向通信のDMSSシリーズを持っていないので比較できません。
友人が持っているので、近いうちに調べてみます。

※同一送信機において、各チャンネル間の誤差は2μs程度ありましたが、機械的な影響を受けないch5(Gear)で、トラベルをゼロにして測定しました。

※表の空欄部分については、これから調べて記入しますので、しばらくお待ちください。


この記事は完結しました。

「送受信機におけるニュートラルやトラベル量のずれ(まとめ)」をご覧ください。


2012年08月09日

送受信機におけるニュートラルやトラベル量のずれ(まとめ) ~ プロポ

送受信機において、ニュートラルやトラベル(ストローク)量に個体差があることがわかりました。

特に、JR 2.4GHz受信機の個体差が大きいです。

以下、手持ちの送受信機を使って調べた結果を記述しました。

ここで調べたニュートラル信号は全て受信機のサーボ出力のことです。

ニュートラル信号の規定値は、メーカーにより異なります。

JR PROPO ・・・ 1500μs
FUTABA  ・・・ 1520μs
HITEC   ・・・ 1520μs (?) はっきりわかりません。

私は、JR PROPO製品とHITEC製品しか持っていないので、FUTABA製品については調べていません。


● JR PROPO製の72MHz SPCM の場合

送信機は、X-3810、X2720、PCM9X+NET-72FMモジュール
受信機は、NER-649S、RS77S

送信機による個体差はありませんでした。

受信機 \  ニュートラルl時の値  -100%時の変化量  +100%時の変化量
 NER-649S (1)  1500μs  -400μs  +400μs
 NER-649S (2)  1500μs  -400μs  +400μs
 NER-649S (3)  1500μs  -400μs  +400μs
 NER-649S (4)  1500μs  -400μs  +400μs
 RS77S  1498μs  -403μs  +402μs

周波数は、信号受信時で45Hz、フェイルセーフ時も45Hzで、両方とも安定しています。
受信機NER-649Sでは、全ての値が規定値で、個体差もありませんでした。
受信機RS77Sでは、規定値より若干ずれています。


● JR PROPO製の2.4GHz DSMJ の場合

送信機は、DSX9が2台
受信機は、RD631、RD635、RD731、RD931

送信機による個体差はありませんでした。

受信機 \  ニュートラルl時の値  -100%時の変化量  +100%時の変化量
 RD631(TAIYO ゼロ戦)  1522μs  -399μs  +399μs
 RD631(未使用)  1524μs  -399μs  +399μs
 RD635(SNIPERⅡ)  1523μs  -399μs  +399μs
 RD731(T-REX500EFL)  1524μs  -396μs  +396μs
 RD731(OK ZERO30)  1512μs  -396μs  +396μs
 RD731(A-380)  1524μs  -396μs  +396μs
 RD931(ENIGMA)  1509μs  -396μs  +396μs
 RD931(500 Air Wolf)  1506μs  -395μs  +395μs
 RD931(T-REX550EFL)  1509μs  -395μs  +395μs
 RD931(T-REX600EFL)  1505μs  -395μs  +395μs
 RD931(T-REX700EFL)  1511μs  -396μs  +396μs
 RD931(HEX Copter)  1507μs  -395μs  +395μs

周波数は、信号受信時で45Hz、フェイルセーフ時も45Hzで、両方とも安定しています。
受信機の個体差があります。同一モデルでも個体差があります。

RD931では、ニュートラルの平均値は1508μs、トラベル量の平均値は395μsです。
RD631、RD635では、ニュートラルの平均値は1523μs、トラベル量の平均値は399μsです。
RD731では、ニュートラルの平均値は1520μs、トラベル量の平均値は396μsです。

ということで、
ニュートラルが規定値に近い受信機はRD931
トラベル量が規定値に近い受信機はRD631、RD635
となりました。


● HITEC製の2.4GHz AFHSS の場合

送信機は、AURORA9、 PCM9X+モジュール
受信機は、MINIMA6E、 MINIMA6T、 OPTIMA6、 OPTIMA7、 OPTIMA9
HITECとJRとでは規格が違うみたいなので、送信機はHITEC AURORA9を使いました。

受信機 \  ニュートラルl時の値  -100%時の変化量  +100%時の変化量
 MINIMA 6E(T-Boat)  1514μs  -403μs  +403μs
 MINIMA 6E(Cierva)  1514μs  -403μs  +403μs
 MINIMA 6E(ICON A5)  1514μs  -403μs  +403μs
 MINIMA 6E(R-21)  1514μs  -403μs  +403μs
 MINIMA 6T(未使用)  1514μs  -403μs  +403μs
 OPTIMA 6(F-15)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 6(未使用)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 6Lite(未使用)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 7(Turmeric)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 7(Paprika)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 7(未使用)  1518μs  -400μs  +400μs
 OPTIMA 9(未使用)  1518μs  -400μs  +400μs

同一モデルでの個体差はありませんでした。

MINIMAシリーズ(テレメトリー無)では、
・周波数は、信号受信時が45Hzで少し変動があり、フェイルセーフ時は50Hzで安定しています。
・ニュートラル値は1514μs、トラベル量は403μsです。

OPTIMAシリーズ(テレメトリー有)では、
・周波数は、信号受信時が45Hzで少し変動があり、フェイルセーフ時は72Hzで安定しています。
・ニュートラル値は1518μs、トラベル量は400μsです。


● 送信機のトリムについて

<JR PROPO DSX9の場合>

・TRVL ADJ.(トラベルアジャスト)の設定値がトリムに影響します。TRVL ADJ.の値が小さいほど1コマの変化量が小さくなります。

・Sub Trim(サブトリム)には、TRVL ADJ.の設定値は影響しません。

・TRVL ADJ.設定値が100%のとき、トリムの1(1コマではありません。数値です。)は約1.16μsに対応しています。※ トリムステップを4とすると、1コマで4.64μs変化します。

・Sub Trim(サブトリム)の1は、約1.168μsに対応しています。※ 2ステップなので、2.336μs単位で変化します。

※トリムを最大に動かしたときの変化量をトリム数値で割って求めました。


<HITEC AURORA9の場合>

・トリムおよびサブトリムは、EPA(エンドポイントアジャスター)の設定値に影響されません。

・トリムの1は3μsに対応しています。

・サブトリムの1は1.5μsに対応しています。

(以上で、完結させていただきます。 しばらくの間、修正があるかもしれません。)

送信機の消費電力について ~ プロポ

送信機の消費電力を測定してみました。

tx_power_consumption.jpg

送信機はJR PROPO製PCM9X、モジュールは2.4GHzにHITEC製、72MHzにJR PROPO製を使用しました。

 PCM9X  電圧  電流  電力(計算値)
 モジュール無  10.2V  50mA  510mW
 2.4GHz  10.1V  90mA  909mW
 72MHz  9.8V  200mA  1960mW

72MHzと比べて、2.4GHzでは電池が2倍以上長持ちしますね。

2012年08月11日

HITEC 送受信機のバインド方法

HITEC 送受信機のバインド方法を説明します。

送信機の2.4GHz RFモジュールおよび受信機(OPTIMA7,OPTIMA9)のファームウェアは最新のものとします。

2.4GHz RFモジュール ver.3.01(0)
OPTIMA7/9       ver.2.02(0)
(2012/08現在)


手順1
RFモジュールのセットアップボタンを押しながら、送信機の電源をONにします。

Check your frequency. Ready to transmit? と表示されたらYesをクリックします。

もし、System Menu で、[System Management] Warnig at Startup-Check Frequency: がoffなら表示されません。
Aurora9のファームウェアVer.1.08以降には上記のメニュー項目が追加されました。2.4GHzを使うときはoffにしておくとよいでしょう。 もちろん、バインド時にも影響ありません。


(a)または(b)のようになります。

aurora9_bind_start_red%28anim%29.gif    aurora9_bind_start_blue%28anim%29.gif
(a)    (b)

もし、赤が常時点灯(通常モード)や、赤青の高速交互点滅(レンジチェックモード)になったら、もう一度、電源をOFFにしてからやり直します。
ボタンを押す時間が短すぎると、通常モードに入ります。
ボタンが途中で浮いたりすると、レンジチェックモードに入ります。



手順2
セットアップボタンを押すと、赤点滅と青点滅とが交互に切り替わります。

aurora9_bind_red_or_blue%28anim%29.gif


受信機がOPTIMAシリーズ(テレメトリー有)の場合は、赤点滅にします。


受信機がMINIMAシリーズ(テレメトリー無)の場合は、青点滅にします。


手順3
受信機のセットアップボタンを押しながら、電源をONします。

(OPTIMAシリーズの場合)

バインドが成功すると、RFモジュールの赤が常時点灯、青が点滅します。

aurora9_bind_optima%28anim%29.gif


(MINIMAシリーズの場合)

バインドが成功すると、受信機の赤青が高速点滅し、その後、青が常時点灯します。

aurora9_bind_minima%28anim%29.gif


手順4
受信機→送信機の順に電源をOFFします。


手順5
送信機→受信機の順に電源をONし、動作を確認します。

リンクが成立すると、RFモジュールから「ピッピッピッピッ」と音がします。

以上で、終了です。

(HITECサポートの話では)
スキャンモードは使えなくなった。とか


JR PROPO製エクストラアンテナEA131 ~ プロポ

◆ JR PROPO製エクストラアンテナ EA131 です。

jr_24rx_extant_01.jpg

3本の線で受信機本体と接続します。

赤・・・電源3.3V 消費電流25mA(実測値)
黒・・・GND
灰・・・信号(シリアルのデジタル信号)

サーボコネクタとピンと順番が違います。GNDと電源とが逆順です。


外観ですけど、生産地が日本とマレーシアとでは、アンテナガイドの外径寸法が異なります。
写真は日本産です。マレーシア産は日本産より少し細いです。

jr_24rx_extant_02.jpg


◆ 内部基板です。
  アンテナと呼びながら、これ自体が受信機です。 Micro Beast などのジャイロではエクストラアンテナを直接接続できます。

jr_24rx_extant_03.jpg


◆ RD631です。
  この中にエクストラアンテナとまったく同じ基板が入っています。

jr_24rx_rd631.jpg

ただ、RD631はアンテナが1本だけです。

RD631は1/4λホイップ、EA131では1/2λダイポールアンテナとなっています。

どこが違うのかというと、グランド(アース)側にエレメントが付いているかどうか違うだけです。

向かって右側(コネクタがある側)がアース側です。

ここで言えることは


・もし、エクストラアンテナのエレメントの片側が金属などの導体で遮へいされそうな場合は、向かって左側のエレメントを優先してください。

・アンテナ線(エレメント)が切れたら、同じ長さ(32mm)+半田しろ1mmの、適当な電線で作ればよいでしょう。
使わなくなったエクストラアンテナ用ケーブルの灰色線が良いと思います。芯線も同じでした。

計算上で1/4波長は
300000 ÷ 2400 ÷ 4 ≒ 31.25mm


基板には2つのICが実装されています。

◆ 2.4GHzのRF受信ICです。

CYRF6939という型番のICです。
これは、ISMバンド(2.400GHz~2.483GHz)DSSS(Direct Sequence Spread Spectram)用のトランシバーICです。ワイヤレスマウスやキーボードなどに使用されているようです。
当然、双方向通信に対応していますが、ここでは使っていません。
室内用小型ヘリコプター(100クラス)の中には送信機・受信機ともに、このICが使われているものもあります。 このICは通信距離10m程度を想定して設計されていると思います。

(この記事の下の方で、サイプレスCYRF6939の規格・使用説明書がダウンロードできます。)
詳細がわかります。

jr_24rx_cyrf6936.jpg


◆ 信号処理用のCPU(マイコン)です。

CYBC214 3424LFXI と書かれています。
PA-RISCプロセッサです。PAはヒューレットパッカード社のアーキテクチャを意味します。
この中のプログラムにJRのノウハウが詰め込まれているのでしょう。

jr_rx_cybc214_33424lfxi.jpg


◆ 12MHzのクリスタルです。

CYRF6939に接続されており、正確なクロック信号を作っています。
また、マイコン用のクロックもCYRF6939から供給されます。

jr_24rx_12mhz_xtal.jpg


本当に(見た目は)シンプルな構造です。 大型コイルやRFトランスなど一切ありません。チップインダクターは使用されています。


◆ エクストラアンテナ EA131からの出力信号です。
符号化された信号が出ています。 私には意味不明です。

jr_24rx_extant_sig_01.png

1つの群を拡大すると

jr_24rx_extant_sig_02.png

ch1の値を変化させると

jr_24rx_extant_sig_03.png

となります。

◆ CYRF6939の技術資料です。

PDFファイルを見る(またはダウンロードする)


◆ エレメントのガイドにポリイミドチューブを使っています。

polyimide_tube.jpg

JRから発売されています。 高価です。
折れ曲がってシワが付いても、ライターで加熱するとシワが取れます。(完全ではありませんが)
おそらく、古河電工製のものではないでしょうか。
私は、ある業者を通して、古河電工から見本を手に入れました。当分使えます。

このポリイミドチューブが日本産のエクストラアンテナにはピッタリフィットするのですが、マレーシア産にはゆるゆるなのです。


◆ 古河電工のポリイミドチューブ

http://www.furukawa.co.jp/poly/index.htm


2012年08月12日

サテライト レシーバ アダプター

3軸ジャイロ Micro Beastなどには、JR PROPO製エクストラアンテナEA131を受信機として利用できる「サテライト レシーバ機能」があります。

その際に、EA131とジャイロを専用ケーブル(アダプタ)で接続します。
このアダプタの機能は、電源電圧を5Vから3.3Vに電圧を下げているだけです。

ALIGN製3軸ジャイロ3GXやJR PROPO製受信機では、内部に3.3Vレギュレータが内臓されています。
受信機には5Vを供給しますが、受信機内部では3.3Vで動作しています。


現在、市場に出回っている2社の製品を比較してみます。

◆ BEASTX Spektrum Satellite Adapter
 BEASTX製3軸ジャイロ Micro Beast の純正部品で、価格は2,480円。

satellite_adapter_beastx_01.jpg

収縮チューブを剥ぐと

satellite_adapter_beastx_02.jpg

基板を拡大すると

satellite_adapter_beastx_03.jpg

L04Bと書かれたICが見えます。
このICはLDOレギュレータで、定格100mAmaxのものです。

LDOとは、Low DropOutの略で、入力電圧と出力電圧の差が小さいのが特長です。
LDOと記されていないものは、入力電圧が出力電圧より+2V以上必要です。


◆ ZYX-S DSM2/DSMJ satellite receiver cable ZYX09

TAROT製3軸ジャイロZYX-Sの純正部品で、価格は 238円

satellite_adapter_tarot_01.jpg

収縮チューブを剥ぐと

satellite_adapter_tarot_02.jpg

基板を拡大すると

satellite_adapter_tarot_03.jpg

AMS1117 3.3 1215と書かれたICが見えます。
このICはLDOレギュレータで、3.3V 1Aのものです。

良く見かけるものは、可変型3端子レギュレータ AMS1117-ADJ (LM1117-ADJ互換)で、
1.25V-13.8V, 1A定格です。

使い方は、図のように、抵抗R1とR2によって、出力電圧が決まります。

asm1117_app.gif

国内のショップでは、AMS1117 3.3Vタイプがヒットしません。1.8Vや5Vなら販売されています。

グローバルで検索したらヒットします。

中国のサイトに、1個0.5元で販売されています。
http://item.taobao.com/item.htm?id=15251155632

amazonグローバルでも発見。
http://www.amazon.com/AMS1117-3-3V-Voltage-Regulator-AMS1117-3-3V/dp/B00898MOAO

可変型3端子レギュレータ AMS1117-ADJ (LM1117-ADJ互換) 1.25V-13.8V, 1A は
日本のamazonで、20個入りで750円で販売されています。
残念ながら3.3Vタイプはヒットしませんでした。

もし自作するなら、3.3V100mA以上の出力のあるLDOレギュレータなら何でもよいわけです。
マルツパーツ館で販売している
メーカー : National Semiconductor
型番 : LP3988IMF3.3NOPB
3.3V 120mA
など

◆ 感想
BeastX社製品は2,480円、TAROT社製品は238円で1/10以下の価格です。
BeastX社製品は定格100mA、TAROT社製品は定格1Aで10倍です。
大は小を兼ねますが、EA131の消費電流はわずか25mA程度です。
ブランドにこだわらないなら、安価なTAROT社製品でよいでしょう。
また、電子回路の組立経験者なら、容易に自作できます。

2012年08月14日

受信機のアンテナ

HITEC製受信機のアンテナを調べました。
外観から想像していたとおり、スリーブアンテナでした。

FUTABA製は、同軸ケーブルの先端を1/4λ外部導体を取り去っただけのものです。

◆ HITEC MINIMA6シリーズのアンテナ

コネクタが横に付いたMINIMA6Eとコネクタが上に付いたMINIMA6Tがあります。

hitec_minima6t.jpg


このような外観をしたアンテナが2本付いています。 同軸ケーブルの長さ(受信機からスリーブ手前まで)は125mmです。

hitec_minima6_ant_01.jpg


中心導体の長さは33mm、スリーブは1.3x1.5x24mmです。

hitec_minima6_ant_02.jpg


同軸ケーブルの外部導体とスリーブとが半田づけ(?)されています。 スリーブの材質はステンレス(?)、磁石に付きません。

hitec_minima6_ant_03.jpg


◆ HITEC OPTIMAシリーズのアンテナ

OPTIMA6 ・・・ 6ch。DATA端子無。SPC(※)有。テレメトリーは内部電圧のみ。
OPTIMA6LITE ・・・ OPTIMA6のケースを軽量化したもの。
OPTIMA7 ・・・ 7ch。DATA端子有。SPC有。フルテレメトリー。
OPTIMA9 ・・・ 9ch。DATA端子有。SPC有。フルテレメトリー。

hitec_optima6.jpg

※SPC電源システム
写真のショートプラグを抜き、ここに動力用バッテリー(4.8V~35.0V)を直接接続します。
受信機に内蔵されたDC-DCコンバータにより受信部専用の電源が供給されます。
サーボ電源と切り離されているため、BECの容量不足により起こる受信障害の心配はまったくありません。
テレメトリーにより、動力用バッテリー電圧の監視ができます。

私はHITECのSPC電源システムが気に入りました。 JRも、このようにすればよいのにと思います。


このような外観をしたアンテナが、OPTIMA6とOPTIMA7は1本、OPTIMA9は2本付いています。 同軸ケーブルの長さ(受信機からスリーブ手前まで)は160mmです。

hitec_optima_ant_01.jpg


中心導体の長さは30.5mm、スリーブは4x5x25mmです。

hitec_optima_ant_02.jpg


同軸ケーブルの外部導体とスリーブとは、かしめて止めているだけ(?)です。 スリーブの材質は真鍮中です。

hitec_optima_ant_03.jpg

MINIMA6シリーズと比べて、スリーブの径が大きいです。


◆ スリーブ・アンテナについて

同軸ケーブルの内部導体に 1/4 波長の導体を接続(ここでは内部導体を利用)し、外部導体は 1/4 波長の同筒形の管(スリーブ)を同軸ケーブルにかぶせ、管の上端を同軸ケーブルの外部導体に接続したアンテナです。

sleeve_ant_fig_01.png

利得、指向性などは、半波長(1/2λ)ダイポールアンテナとほぼ同じです。

入力インピーダンスが73[Ω 程度(スリーブの径により若干異なる)になり、スリーブが不平衡電流を阻止するので、同軸ケーブルと直接接続することができます。


◆ スリーブアンテナの指向性

アンテナは、単一指向性アンテナと無指向性アンテナ(オムニアンテナ)に大きく分けられます。

単一指向性アンテナは一方向の電波のみを強力に受信(送信)するタイプで、八木(・宇田)アンテナや、パラボラアンテナなどがあります。

無指向性アンテナは、360°全方向に均等な強さで受信(送信)するタイプで、垂直ダイポールアンテナやスリーブアンテナなどがあります。

垂直ダイポールアンテナやスリーブアンテナの指向特性図です。

dipole_ant_pattern.gif

アンテナを垂直に配置した場合、水平面では全方向に均等ですが、垂直面では8の字になります。

車やボートなど平面で移動するラジコンの場合は、1本のアンテナを垂直に設置するだけでOKです。

しかし、飛行機などでは、あらゆる方向に姿勢が変化しますので1本のアンテナではカバーできません。

水平・垂直偏波を考慮すると

tx-rx_ant_position.gif

となりますので、(理想的には)X軸に1本、Y軸に1本、Z軸に1本、計3本のアンテナを配置する必要があります。

2012年08月15日

ヘキサコプターのフレーム

HEXコプターのフレームを2種類購入しました。

◆ STO製 S-606フレームセット  4,599円

これは以前から使っています。 折りたたみ式で便利です。
板はグラスファイバー、アームはアルミで出来ています。
スパンは600mmです。

hexcopter_frame_s606_01.jpg

重量は455gです。

hexcopter_frame_s606_02.jpg


◆ TAROT製 FY550フレームセット TL2778  3,226円

安かったので、購入してみました。
スパンは550mmです。
見た目は豪華です。 板はガラスエポキシのプリント基板になっています。
上側の板は金メッキされています。 また下側の板は、電源ラインがプリント配線されています。
6分岐配線を作らなくて済みます。
アームは樹脂製で、ナットが埋め込まれています。 剛性はありそうです。

下側板のプリント配線の面積が広い(板のほとんど)ので、受信機のアンテナは、フレームの外に出した方がよさそうです。

hexcopter_frame_fy550_01.jpg


重量は453gで、S-606とほぼ同じです。

hexcopter_frame_fy550_02.jpg


◆ 今後の予定

現在、空撮用に使っているS-606のESC(18A)とモーターをTAROTのFY550に移植し、
S-606に新しく購入したESC(30A)とモーターを取り付けるつもりです。
FY550は、普通に飛ばして楽しみたいと思っています。
コントローラーはTMFのAQ50(旧製品)にアドオンセンサーを取り付ける予定です。

2012年08月16日

ICON A5 ~ 最終調整

icon-a5_14.jpg


この機体については、次の点の変更・調整をもって終結します。

・ 重心位置の調整
・ 水平尾翼の取付角度の調整
・ 水上機専用とした
・ 防水処理
・ 接着のやり直し


◆ 重心位置の調整

当初、かなりUP側にトリム調整していたので、重心位置を後へ移動させて飛行テストをおこないました。 すると、操縦不能(翼端失速か?)、クリクリ墜落、飛行テストを繰り返した結果

組立説明書どおりの33mmが適当だったことがわかりました。
主翼が前進翼です。重心位置は胴体に最も近いところの主翼前縁から33mmです。

メカの配置を変更しました。

icon-a5_20.jpg

◆ 水平尾翼の取付角度の調整

真横からよく見ると、水平尾翼の前が上に向いていました(?)。 段差が付いていました。
水平尾翼は垂直尾翼にはめ込むようになっていて、はめ込んだ状態で前後左右には動きません。
トリムUPの改善にもつながると思い、
水平尾翼を取り外し、垂直尾翼上部を少し削り、前側の段差が無くなるように調整しました。

icon-a5_27.jpg


◆ 水上機専用とした

前車輪の付け根から浸水するので、前車輪の部品を全て取り去り、バスコークで埋めました。

不要になったパーツ

icon-a5_18.jpg

◆ 防水処理

ほとんど工場組み立て済みなのですが、接着部から浸水しました。 接着部をナイフで広げるようにしながら、ボンドを詰め込みました。
特に、機首部分から水が入りやすいので、防水を強化する必要があります。

icon-a5_19.jpg

また、ベニヤ板に防水処理を施しました。 適当な塗料が無かったので、エポキシ接着剤を薄く塗布しました。


◆ 接着のやり直し

水平尾翼を取り外す際に気が付きました。
エポキシ接着剤で接着しているにもかかわらず、少しの力できれいに剥離しました。付着している接着剤もフィルム状態で剥離しました。
サイドフロートも同様でした。

そこで、サンドペーパー#100で接着面を荒らし、接着し直しました。


◆ フライトの感想

(離水)
少し速度が上がるとサイドのフロートで発生した波がプロペラに直撃!水しぶきをあげて、スローダウン。・・・この繰り返し・・・

⇒ 機体を水平に保ち、徐々に加速する。 といっても、難しいです。 機体が傾く方向と逆方向にラダー(水中舵)をあて、旋回させながら加速していく。 フロート底部がV字型になっているので、ラダーをあてた方向に傾きます。 プレーニング状態に入ればエルロンも効きますが、それまでが苦労します。

(上空飛行)
飛行性能は、良いとはいえません。
直進性が悪く、ロール軸方向に不安定。 多少浮きにくい。
ロール、ループ、背面での8の字旋回飛行、全てできましたが、良いとはいえません。特にロールは、修正舵を入れるほど、ひどくあばれます。一定の速度で回転せず、「ひっくり返る」感じになります。

⇒ スケール感を楽しむ機体です。

(着水)
跳ねます。

⇒ 跳ねやすいことは事実ですが、操縦技術を向上させる。


2012年08月17日

マルチコプター コントローラAQ50のドリフト

TMF製AQ50のドリフトを調べました。

メーカーによれば、
AQ50PROが改良されてAQ50Dとして発売された。
また、AQ50PROにアドオンセンサーを外付けすることによりAQ50Dの性能が得られる。

私は、AQ50PRO、AQ50D、DSセンサー、の順に購入しました。

室温29℃、湿度60%
電源ON後30秒待ってキャリブレーションを行い、その後10分間ドリフトを観察しました。


◆ AQ50PRO



tmf_aq50_01.jpg


● AQ50PRO ファームウェア Ver.1.8(6G)

電源ON直後のドリフトが大きい。(キャリブレーションを行う前)

10分経過後の状態

tmf_aq50_v18%286g%29_test_%2B10.png


● AQ50PRO ファームウェア Ver.1.8(2G)

電源ON直後のドリフトが大きい。(キャリブレーションを行う前)

10分経過後の状態

tmf_aq50_v18%282g%29_test_%2B10.png


◆ AQ50D


tmf_aq50d_01.jpg


● AQ50D ファームウェア Ver.5.5(2G)

電源ON直後のドリフトがほとんど無い。

10分経過後の状態

tmf_aq50d_v55%282g%29_test_%2B10m.png


◆ AQ50PRO + DSセンサー


tmf_aq50s_01.jpg


● AQ50PRO + DSセンサー ファームウェア Ver.5.6(2G)

電源ON直後のドリフトがほとんど無い。

10分経過後の状態

tmf_aq50d-s_v56%282g%29_test_%2B10m.png


◆ 感想


旧モデルAQ50PROでは、ドリフトが大きい。これは、実際にフライトしていても感じていました。頻繁にキャリブレーションを行っていました。
新モデルAQ50DやAQ50PROにDSセンサーを付けた場合は、どちらもドリフトは非常に少ない。
実際、一度キャリブレーションを行えば、毎回行う必要が無いです。

AQ50DとAQ50PRO+DSセンサーを比較した場合、ほとんど優劣の差はないです。
ただ、DSセンサーはch7とch8を占有しますので、OCTコプターに対応しなくなります。


2012年08月18日

OK ターメリック & HITEC テレメトリー

OK MODEL製グライダー ターメリック Turmeric

turmeric_04.jpg

OPTIMA7(受信機)
HTS-SS(センサーステーション)、
HTS-GPS (GPSセンサー)
HTS-TEMP (温度センサー)x4 バッテリー、ESC、モーター、外気温
を搭載しています。

turmeric_05.jpg

HTS-VOICEには、
速度(speed)、高度(altitude)、動力用バッテリー電圧(battery level)だけ読み上げるように設定しています。

・飛行ビデオ その1

temperature2はESCの温度です。 リニアBECのため、温度が60℃を超えているようです。


・飛行ビデオ その2


読み上げる時刻には遅れが生じます。warning messegeが入るとインターバルタイムも増えます。
リアルタイムの速度や高度を知るには、送信機の表示を見ます。

GPSでは地表面での速度を示します。 つまり、垂直降下や垂直上昇時はゼロになります。

HITECより、ピトー管を使ったHTS-AS(対気速度センサー)も発売されています。

T-REX250 FBL

ALIGN製 T-REX250 FBL
T-REX250SEを購入後、フライバーレス化、ボデーを搭載しました。

t-rex250_02.jpg

ジャイロはMicro Beastです。 受信機はEA131。 バッテリーは11.1V850mAh30C。
ボデー重量は100g。 重いのに加え、機首にウエイトを搭載しています。
総重量454g(バッテリー71g、ウェイト20gを含む)

t-rex250_03.jpg

・飛行ビデオ

今日のRC飛行場 2012/08/18(土)

私が属しているクラブの飛行場です。
最近アクティビティが下がり、なかなか人が集まりません。これでも多い方なんですよ。

skywing_01.jpg


写真手前がNS氏のSUKHOI 29S 140E、スパン1940mm、機体総重量4600g、なんと静止推力は10kg以上あるんです。
写真奥はMY氏のT-REX600E FBLベースのジェットレンジャーです。

skywing_02.jpg


・SUKHOI 29S 140Eの飛行ビデオ


・T-REX600E FBLベースのジェットレンジャーの飛行ビデオ


・MU氏によるHIROBO製スカディ50の飛行ビデオ


2012年08月20日

今日のRC飛行場 2012/08/19(日)

私が属しているクラブの飛行場です。

動画はiPadで撮影しました。ズーム機能が無いため機体が小さくて見ずらいと思います。
YouTubeの全画面表示でご覧ください。

skywing_03.jpg


◆ TK氏のT-REX700Nitro

skywing_04.jpg



◆ YS氏のプライマス50 北西モデル製

skywing_05.jpg



◆ MY氏のシーガル カシオペア製
  水陸両用なんです。

skywing_06.jpg


(ただいま更新中)

2012年08月23日

ホームページのご紹介

私のHP 「サンデーフライヤー」です。
内容が古いです。 昔作ったので、デザインも古めかしいです。

http://www.wcnet.jp/rc/index.html


「サンデーフライヤー」のトップぺージにある「リンク集」です。
ラジコン関連を中心に集めてみました。
だれでも登録できます。

http://www.wcnet.jp/rc/link/

今日は私の誕生日です。
 タレントの山田隆夫さんと同年月日に生まれました。

山田隆夫さん公式ホームページ
http://www6.ocn.ne.jp/~ytb/

2012年08月24日

うさぎを飼い始めました

友人NB氏の職場より頂きました。


rabbit_01.jpg


人が近づくと逃げてしまいます。 懐くまで時間がかかりそうです。

ジュビリー(Jubilee)と名付けました。

性別はメス(のはず)です。

2012年08月27日

Whirlwind550の製作

以前に掲載したTAROT製Whirlwind550フレームを使ってHEXコプターを製作しました。


アームはプラスチック製で、白4本、赤2本が入っていたので、Hexa 6X仕様としました。
モーターは450S(2212 1000KV)、ESCはFlyFun18Aです。
ESCの電源側は、Deans マイクロプラグで脱着としました。ESCとモーターとはハンダ付けしました。

whirlwind550_02.jpg

whirlwind550_03.jpg


下フレームは、電源分配のためのプリント配線があるので、
コントローラー基板を取り付ける部分に絶縁のためのプラスチック板(50x50x0.3mm)を貼り付けました。

whirlwind550_04.jpg


コントローラーはTMF AQ50D-S(AQ50+アドオンセンサー)です。

whirlwind550_05.jpg


受信機はHITEC MINIMA6Tです。
バッテリー側はDeans Tコネクタ、12AWGケーブル100mm、ESC側はDeans マイクロプラグを使用しました。

プリント配線は、メーカーが指定する(+)と(-)とを逆に使いました。
理由は、
コントローラー基板の下が(-)になるようにしました。回路全体は(-)コモンなので。
メーカー指定通りだと、コントローラー基板の下にバッテリー(+)がきます。

whirlwind550_06.jpg


アームを取り付ける穴が小さすぎてボルトが穴に入りません。
3.2mmのキリで大きくしました。これで、ジャストフィット。

whirlwind550_07.jpg

whirlwind550_08.jpg


アームを下フレームに取り付けたところ。
プリント配線のおかげで、配線がとてもスッキリしました。

whirlwind550_09.jpg


上フレームを取り付け、バッテリーをとりつけたところ
バッテリーの下には、防水すきまテープを貼り付けています。このすきまテープはスポンジではなく、発泡ラバー(特殊発泡体)で、滑り止め効果があります。

whirlwind550_10.jpg


上下のフレーム間隔は37mmです。コントローラーや受信機の押しボタン操作、LEDの確認、I/F用コネクタの脱着は側面から行えます。
しかし、ゲインVRの調整には短いマイナスドライバーを作る必要があります。

whirlwind550_11.jpg


〔スペック〕
スパン: 550mm (対角のモーター間)
全高: 110mm
全備重量: 1,428g(バッテリー、プロペラ、プロペラアダプターを含む)
モーター: 450S(2212 1000KV) x6
ESC: FlyFun 18A x6
プロペラ: APC 10x3.8SF x3 APC 10x3.8SFP(逆ピッチ) x3
バッテリー: 11.1V 4200mAh 35C
受信機: HITEC MINIMA6T
コントローラー(ジャイロ): TMF AQ50D-S ファームウェアVer.5.6

(ただいま更新中)

2012年08月28日

Apache+PHP5のインストール

ようこさんへ

Apache+PHP5のWIndows7へのインストールについて


◆ 次のページを参考にしてください。
http://www.wcnet.jp/mz/netc/httpd/index.html

ただし、このページは古いので、次の点に注意してください。

・Apache+PHP4.zipはApache+PHP.zipに変更しました。内容は、Apache2.2.22+PHP5.4.6です。
 php.iniファイルとhttpd.confファイルは編集済みです。

・Apacheのバージョン
 apache_2.0.52-win32-x86-no_ssl.msi ⇒ httpd-2.2.22-win32-x86-no_ssl.msi

・PHPのバージョン
 php-5.4.6-nts-Win32-VC9-x86

・Apacheのインストール先
 C:\Program Files\Apache Group\Apache2   (WindowsXP)
              ↓
 C:/Program Files (x86)/Apache Software Foundation/Apache2.2   (Windows7 64bit版)

 これは、インストーラーで、Typicalを選択した場合です。Customを選択すると変更できます。
 しかし、httpd.confファイルをWindows7 64bit用に編集済みなので、Typicalを選択してください。


◆ httpd.confの編集

〔注意〕<>は全角文字にしています。実際には半角文字です。

現在の設定では、公開する場所(フォルダー)が
C:/Program Files (x86)/Apache Software Foundation/Apache2.2/htdocs
のみとなっています。

・公開したい場所(ホームページを置く場所)を変更するには
#
# This should be changed to whatever you set DocumentRoot to.
#
<Directory "C:/Program Files (x86)/Apache Software Foundation/Apache2.2/htdocs">
で、場所を指定してください。


・ユーザーディレクトリー(フォルダー)を公開するには、次の各行のコメント(#)を削除してください。
各ユーザーのドキュメント内にMy Websiteというフォルダを作成し、その中にHPデータを入れておきます。
ドメインをyokoweb.netと仮定した場合
http://yokoweb.net/~(ユーザー名)/
でアクセスできます。


変更前

#UserDir "My Documents/My Website"
~~~~~~~
#<Directory "C:/Documents and Settings/*/My Documents/My Website">
# AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit
# Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec
# <Limit GET POST OPTIONS PROPFIND>
# Order allow,deny
# Allow from all
# </Limit>
# <LimitExcept GET POST OPTIONS PROPFIND>
# Order deny,allow
# Deny from all
# </LimitExcept>
#</Directory>


変更後 (これは例です)
UserDir "Documents/My Website"
~~~~~~~
<Directory "C:/Users/*/Documents/My Website">
AllowOverride FileInfo AuthConfig Limit
Options MultiViews Indexes SymLinksIfOwnerMatch IncludesNoExec
<Limit GET POST OPTIONS PROPFIND>
Order allow,deny
Allow from all
</Limit>
<LimitExcept GET POST OPTIONS PROPFIND>
Order deny,allow
Deny from all
</LimitExcept>
</Directory>

・Aliasを使えば、実際のフォルダと異なるアドレスで公開することができます。
 たとえば、
 C:/Program Files (x86)/Apache Software Foundation/Apache2.2/htdocs/www/site2/index.html
 この場合のURLは、ドメインをyokoweb.netと仮定した場合
 http://yokoweb.net/www/site2/
  となりますが
 
 Alias /info/ "C:/Program Files (x86)/Apache Software Foundation/Apache2.2/htdocs/www/site2/"
 とすると
 http://yokoweb.net/info/
 でアクセスできます。

 このAlias行は、httpd.confの末尾に追加すればよいでしょう。


◆ 名前ベースの仮想ホスト

http://yokoweb.net/info/ を

http://info.yokoweb.net/

のように表示させることもできます。

DNSのZONEファイルの編集も必要です。

httpd.confファイルへ、以下を追記します。(これは例です。Linuxです。)


NameVirtualHost *:80

<VirtualHost *:80>
ServerAdmin eishin◎wcnet.jp
DocumentRoot /home/eishin/public_html
ServerName eishin.wcnet.jp
# ErrorLog logs/dummy-host.example.com-error_log
# CustomLog logs/dummy-host.example.com-access_log common
</VirtualHost>

ZONEファイルの末尾に

EISHIN IN A (IPアドレス)

を追記します。

ZONEファイルの編集方法については、DNSサーバーの管理者(レジストラ等)にお尋ねください。

◆ ご確認ください
  このようになります。

  eishinというユーザーがいます。

本来なら
http://www.wcnet.jp/~eishin/

Alias設定で、チルダ~無にします。
http://www.wcnet.jp/eishin/

名前ベースの仮想ホストを使って
http://eishin.wcnet.jp/

同じページにアクセスできましたでしょうか?



猿払村のホタテは、本当に美味しいですね
(人´∀、`〃)。o○(オイチイ♪)

2012年08月29日

Apache+PHP5のWIndows7へのインストールについて

追伸

PHP5にはインストーラーがありました。 *.msi

面倒なら、もう少し待ってください。スマートな方法を記述します。

カシオペア製シーガルの飛行


MY氏によるカシオペア製シーガルの飛行です。


私は、ICON A5を飛ばしました。

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