F-15 GWS製




GWS社より型番GWS15として販売されているF-15モデルを製作しました。
キットには、ブラシレスモーター BLM1005A付きのダクトファンEDF-64が2個付属しています。
従来のエルロン+エレベータ仕様とオールフライングテールのエレボン仕様が選択できます。
サーボ延長ハーネス500mmが2本、Yハーネスが2本含まれています。
このキットをロビンより\17,800で購入しました。価格の割りにキット内容が充実していると思います。

全備重量は1,080g、静止推力は1,400gに仕上がりました。







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F-15飛行ビデオ

★ テクニカルデータ(私の場合) ★

全 長 1,050mm
全 幅 900mm
全 高 335mm (垂直尾翼上端)
全備重量 1,080g (バッテリーを含む)
翼面積 23.9dm2
EDF+モータ GWS製 EDF-64 ×2 GWS製 BLM005A (KV3900) ×2
ESC Hyperion製 TITAN 35 PSW31(35A 4AスイッチングBEC付き) ×2
動力バッテリー Hyperion製 Lite Storm VX 4S 14.8V 2500mAh 25C ×2
R/C装置 JR PROPO製 送信機X-3810 受信機NER-649S
サーボ フライングテール エレボン用
GWS製 PARK HPX BB (19g, 0.10sec/60deg, 4.2kg/cm) ×2
ノーズギア用
GWS製 NARO+F HP/BB (10g, 0.10sec/60deg, 1.76kg/cm)
受信機用バッテリー 他   

★ 機体の組み立て ★

 組立説明書は英語と中国語とで書かれていますが、詳しい図解がされています。
オール・フライング・スタビライザー(エレボン仕様)かコンベンショナルスタビライザー(従来のエルロン、エレベータ仕様)か選択できます。両方のパーツが入っています。
 エルロン、エレベータ仕様のときに必要な延長ハーネス500mmが4本、Yハーネスが2本含まれており、とても親切なキット内容です。

 私は、サーボ2個ですむオール・フライング・スタビライザー(エレボン仕様)を選択しました。他のエレボン機を有する友人の話では「エルロンの効きがあまい、エレベータにクセがでる」と聞かされていたので、後でエルロンにも変更できるように、エルロンサーボ延長ハーネスだけ埋め込んでおくことにしました。

GWSのデータシートを見たら、EDF-64とGWBLM005Aとの組み合わせで、電圧14.8V、電流16.2A、推力508gと書かれていたので、リポ4セルに決定しました。
(実はこのデータシートに書かれている16.2Aを大きく上回る30A以上の電流が流れました。)
(話をデータシートを見た時点に戻して)
ESCは、4セル対応で25A~30A程度の安価なものを検討していましたが、BECが貧弱そうだったので、贅沢にも6セル対応で35A、 4AスイッチングBEC付きのHyperion製「TITAN 35 PSW31」を2個使うことにしました。
バッテリーは、4セル、25Cで、安全率を60%として計算すると
  16.2[A]×2÷25÷0.6=2.16[A]
となり2500mAhを使うことにしました。

下図は動力系統の配線です。ESCとモーターとは直接半田付けしています。ESCのバッテリー側は並列にしてシリコンコード14G(2.0)で約300mm延長しています。ESCに付いているスイッチは取り去り、短絡しています。片側のBECのみ使用しています。




ESCは両ダクトの中央に取り付け、風が当たるようにしています。エルロンサーボ用の延長ハーネスも埋め込んでいます。EDFユニット2基とエレボン用サーボPARK HPX BB 2個を接着しています。




このESCには、電圧低下を知らせる警告LEDが付いています。
警告用LEDは胴体下部に取り付けています。



翼の補強
主翼に直径4mmカーボンパイプを、水平尾翼に直径3mmのカーボンパイプを埋め込み接着しています。カーボンパイプはキットに含まれています。
接着剤はエポキシ接着剤にマイクロバルーンを混ぜたものを使用しました。



水平尾翼はサーボ軸に直接取り付けます。
サーボは PARK HPX BB です。エレボン用サーボはGWS PARKサーボでないと軸のギザギザが合いません。



ノーズギアには NARO+F HP/BB を使用しました。車輪やリンケージパーツ等は全てキットに含まれています。



キャノピー部分に受信機とバッテリーを搭載しました。バッテリー下には空冷のための30mm×10mm程度の穴があります。

←前




キャノピーの装着は前部分の凹凸を合わせ、後ろをパチッとはめるようになっています。取り外しを容易にするために図の赤線部分にセロテープを付けています。





重心位置は説明書どおりです。説明書の図が見づらかったので少しとまどいました。



主翼は脱着式になっています。
3箇所ピンを差込み、1箇所(写真赤丸)でロックするよになっています。



垂直尾翼はM3ボルトナット2箇所で固定、水平尾翼はビス1本で固定されていますから、写真のようにバラバラに分解できます。胴体ノーズコーンを脱着式にすれば、キット梱包箱に収まります。





飛ばす前に測定してみました。
すごい推力です。これなら楽に離陸できます。機体重量を上回った1,400gの推力があります。プロペラ機なら垂直上昇できます。
しかし!!
すごい電流です。GWSのデーターシートに書かれている約2倍の電流が流れています。

電圧[V] 電流[A] 電力[W] 推力[g]
14.4 66.6 959 1400



★ フライトインプレッション ★


2008/06/07
芝生の滑走路でも、短距離で離陸できました。着陸も簡単です。翼面積が大きいからでしょう。
ビックリ!!
な、なんと主翼が2cmほど抜けていました。確実にロックしたはずなのに・・・・。

次回のフライトからはテープを貼り付けるようにしました。ついでにキャノピーにもテープを貼り付けました。
ダクトの上部カバーは飛行時には、はずしています。かなりの吸入抵抗になっているようです。

計算上、フルパワーで飛行した場合の飛行時間は2分17秒です。実際にオートカットまで飛行させた場合の飛行時間は2分30秒程度でした。しかし、バッテリーが高温になった(限界に達した)ため、ハーフパワーで飛行させるようにしました。6回飛行させましたが、今のところバッテリーは生きているようです。(危ない)
フライングテールによるエレボンですが、エルロンの効きも良く、癖もなく飛行できます。

引き込み脚にはしていませんが、容易にできるようです。キットは引き込み脚を想定して、前輪の収納箇所に凹み、主脚を収納する箇所にカッティングラインが描かれています。

F-15飛行ビデオ



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