エアバス A-380 WindRider製



WindRider社製「エアバスA380」をEDFに改造しました。
キットは軽量なEPSフォーム素材(発泡スチロール)でできており、翼幅が1.8mで、元々はスロープグライディングを楽しむために作られて、ランディングギアは付属しません。
私は、このキットを塗装し、EDFを4基搭載し、ランディングギアを装備しました。
全備重量は3.3kg、静止推力は1.6kgに仕上がりました。






  画像をクリックすると大きく表示されます。

A-380飛行ビデオ(その1)

A-380飛行ビデオ(その2)

★ テクニカルデータ(私の場合) ★

全 長 1,650mm
全 幅 1,820mm
全 高 620mm (胴体の上までは310mm)
全備重量 3,300g(バッテリーを含む)
EDF+モータ GWS製 GW/EDF-55C (4600KV) ×4
ESC Hyperion製 TITAN 30 V3.1 (30A) ×4
動力バッテリー Hyperion製 Lite Storm VX 3S 3700mAh 25C ×2
R/C装置 JR製 送信機X-3810 受信機NER-649S
サーボ HITEC製HS-55 ×6 (エルロン2、エレベータ2、ラダー1、ノーズギア1)
受信機用バッテリー 他 JR製4N700 スイッチハーネスC

★ 機体の組み立て ★

塗装前の状態です。↓



塗装後です。
塗料は全て水性スプレーラッカーを使用しました。(ホワイト、ライトグレー、シルバー)
ランディングギアも付いています(後述)。エレベータとラダーサーボ用の延長ハーネスも入れてあります。主翼のみ脱着できるようにしています。↓




●ランディングギアの取り付け

ノーズギアは、市販の部品を使いました。タイヤは直径70mmの軽量コンパウンドタイヤです。
取り付け台座には3mm厚のベニヤを使用しています。

取り付け台座とサーボマウントの図面(JW-CAD)のダウンロード



メインギア

3.5mmピアノ線を加工しました。
タイヤはノーズギアと同じく直径70mmの軽量コンパウンドタイヤです。
取り付け台座には2mm厚と3mm厚のベニヤを使用しています。
メインギアは重心より40mm後に付けています。
重心位置は主翼前縁より360mm後です。(組み立て説明書のとおり)


取り付け台座とサーボマウントの図面(JW-CAD)のダウンロード

JW-CADのダウンロード(作者のページ)
http://www.jwcad.net/


●機体の補強

補強材に、カーボン板材(厚み0.3mm、幅8mm~3mm)を使用しました。

主翼の補強
前縁部(写真の赤線)に8mm幅のカーボン板材を入れました。
カッターナイフで溝をつくり、エポキシ接着剤で固定しました。


主翼には補強材が入っているようです。

水平尾翼の補強
写真の赤線部分に5mm幅のカーボン板材を入れました。
カッターナイフで溝をつくり、エポキシ接着剤で固定しました。

エンジン取り付け部の補強(4基)
写真の赤線部分で示すように、横方向と縦方向に3mm幅のカーボン板材を入れました。
カッターナイフで溝をつくり、エポキシ接着剤で固定しました。

●EDFの取り付け

GWS製 GW/EDF-55C (4600KV)

GW/EDF-55Cは隙間なくピッタリ(きつい位に)はまります。
EDFは両面テープで固定しました。最初にEDFに両面テープを貼り(1周2箇所)、剥離紙を剥がし、粘着面にエタノールを吹きつけヌルヌルの状態にして挿入しました。乾燥すると接着力が増すようです。
EDFにはインペラアダプタの脱着のための小さな穴がります。メンテナンスを考え、穴は下向きにします。

ESC(アンプ)の取り付けと配線
モータとESC間は直接はんだ付けしました。
ESCの電源側はシリコンコード14G(2.0)で延長しています。
各ESCへのスロットル信号線は並列になるように配線しています。
このESCはBEC付きですが、私は受信機とサーボは別バッテリーにしましたので、延長ハーネスの電源線は切断しています。
(シールしているので見えませんが)
エルロンサーボとスロットルのハーネスは既存の溝に埋め込みました。
ESCおよびESCへの電源ケーブルはリュータで溝を作り埋め込みました。

シールは普通紙(コピー用紙)に塗料をスプレーしたものを両面テープで貼り付けています。



●バッテリーの取り付けと配線



リポバッテリー(3セル、3700mAh)2個を胴体底部に取り付けました。
体裁は悪いですが、重心位置からして、既存のハッチ内には収まらず、また、胴体を加工するのも面倒だったので、このようにしました。

バッテリー取り付け台(2mm厚ベニヤで自作)の上に滑り止めシートを敷き、その上にバッテリー、そして保護板(1.5mm厚ベニヤで自作)を置き、バンドで縛っています。


バッテリー取り付け台の図面(JW-CAD)のダウンロード

第1モータと第4モータ(外側2基)が並列に、第2モータと第3モータ(内側2基)が並列になるように配線しました。





●受信機、受信機用バッテリー、スイッチの取り付け

スイッチは胴体に溝を彫り、埋め込みました。両面テープで固定。



左右の主翼は脱着できるようにしました。キット付属のカンザシを入れ、左右2箇所を木ネジで止めています。

上が長さ40mmの木ネジで、上部ハッチを前後2箇所固定しました。
下は長さ100mmで、主翼固定用です。




静止状態で測定したところ
第1モータ+第4モータの消費電流が36A程度、 第2モータ+第3モータの消費電流が40A程度でした。
ESCのオートカット電圧は3.1V/セルに設定していますが、ESCにより若干のバラツキがあります。そのため、オートカットまで飛行させた場合は片肺になり危険です。
静止状態で、フルパワーで回したところ5分弱でオートカットしました。


★ フライトインプレッション ★

2008/04/19 離陸で失敗
草に激突!第1エンジンと第2エンジンがポロリと。最低地上高(エンジン下部より)が60mmなので、注意が必要です。

2008/04/20 飛行に成功
まずは除草作業。背丈の高い草を除去した。
強い横風が吹いていた。草に足元をとられながらも、加速して離陸した。思っていたよりも軽快に飛んでくれた。飛行する姿はまるで実機そのもの。感動した。3回フライトしたが、3回目の着陸に失敗して、主翼端とエンジン取り付け部を破損した。本日は終了。(涙)

2008/04/27
安定しない強めの風。飛行は成功したものの、駐機してあるA380を突風が襲い、車に激突!右水平尾翼がちぎれた。この日の飛行をビデオに収録しました。

A-380飛行ビデオ(その1)

A-380飛行ビデオ(その2)




Top Page へ | 他の飛行機・グライダー