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FITシャトル ハイブリッドの動力用バッテリー



FITシャトル ハイブリッドの動力用バッテリー(Ni-MH)を拝見させてもらいました。

左右のビス(#2+)を外し、化粧板を上に持ち上げます。前側は、2か所はめ込みになっています。
工具入れトレーを外します。(写真と順番が違います)

fit_ni-mh_battery_00.jpg


保護カバーを外します。 2本の電線は、単にシールド効果を高めるためのボンディング線です。
おそらく、感電事故などを防止するための万全対策でしょう。

黄色3本 ・・・ 10mm六角ボルト(M5ネジ)
オレンジ4本 ・・・ 30Hトルクネジ(M5ネジ) (※1)
緑2本 ・・・ プラスチックピン
を外します。

fit_ni-mh_battery_01.jpg


(※1)
HEXボルトではありませんので注意してください。
また、締め付けがきつかったので、電動インパクトドライバーを使用しました。


トルクネジ用ビット

fit_ni-mh_battery_02.jpg


電源スイッチのレバーをOFF側にスライドし、隠れていた六角ボルトを外します。

fit_ni-mh_battery_03.jpg


さらにカバーを外さないと、バッテリー本体は見えませんが、今回は、ここまでにしておきます。

fit_ni-mh_battery_04.jpg


ECUの場所は?です。
ECUの主な機能はバランス充電機能です。充放電を繰り返すと、各セルの電圧がアンバランスになってきます。
ラジコン界では、Li-Poの充電時のみバランス充電し、Ni-CdやNi-MHでは、完全放電してから充電するのが常です。Li-Poの場合は完全放電させるとダメになりますからね。
しかし、Ni-MHでも、バランス充電させれば、いちいち完全放電させる必要がなくなると思うんですが、ラジコン用のNi-MHバッテリーにはバランス端子が付いていないですね。


電圧を測定してみました。

fit_ni-mh_battery_05.jpg

無負荷時で、DC110Vでした。

電源スイッチをONにするには、赤いボタンを押したまま、レバーをON側にスライドさせます。

fit_ni-mh_battery_06.jpg


(所見)

・このバッテリーは、(直流的に)フレーム(ボデー)に接続されていません。ただし、コンデンサ結合されているみたいです。したがって、フレームGNDと分けて考える必要があります。

・バッテリーの出力電圧が、定格100VDCなので、スイッチングタイプの安定化電源、ACアダプターやAC対応の充電器(EOS 720i NET3-ADなど)などは使えるでしょう。 (※2)

・大電流を流すと車本体の性能が劣化するかもしれないので、ラジコン用バッテリーの充電はやめておきます。しかし、ノートPCなどのACアダプターの接続程度なら良いかもしれません。わざわざインバーターを購入しなくて済みます。

(※2)
・直流のため、シリーズタイプ(トランス入力)の安定化電源やACアダプターは使用できません。もし使用したら短絡事故が発生します。
・スイッチングタイプのACアダプターなどは、AC入力側にブリッジ整流回路が入っていますので、接続の際の±極性は関係しません。


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2013年03月12日 10:53に投稿されたエントリーのページです。

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