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バッテリー並列接続ユニット

安価なバッテリー並列接続ユニットを購入したのですが、
・コネクターがフィットしない。
・半田のみでブリッジしている。
との、理由から自作することにしました。

購入した物は、こんな作りです。

parallel_unit_other_01.jpg parallel_unit_other_02.jpg

ただ、半田を盛って接続しているだけ。 これじゃ、まるでヒューズではないか!?


(自作)

コネクターは、高価ですが、ディーンズ正規品を使いました。

接続する部分の製作です。
1.6mm厚片面ガラスエポキシ基板を2枚貼りあわせて、両面にしました。


parallel_unit_01.jpg


parallel_unit_02.jpg


左右側面から1mm銅箔を剥ぎます。 これは、ショート防止のためです。

カッターナイフで切れ目を入れ、半田コテで熱すると、容易に剥がれます。


parallel_unit_03.jpg parallel_unit_04.jpg


半田メッキしておきます。


parallel_unit_05.jpg parallel_unit_06.jpg


オスコネクター2個(+側)を基板に半田付けします。2個のコネクター間には、少し隙間を設けます。
Tコネクターのなかには、滑り止めの凸が付いているものもあるためです。


parallel_unit_07.jpg


半田を盛るだけより銅線を併用する方が電気抵抗が少なくなります。
銅線は、2mmVVFケーブルから取りました。

コネクタと基板との隙間を埋めるため、適当な厚さ・長さに加工します。


parallel_unit_08.jpg parallel_unit_09.jpg


(-)側は、このように平らにした銅線を配置します。


parallel_unit_10.jpg parallel_unit_11.jpg


(+)側、(-)側ともに半田付けします。

オスとメスとを差し込んでいます。 これは、熱によって電極が(わずかに)ずれるのを防止するためです。
私は、Tコネクタを半田付けする時はいつもこのようにしています。 
コネクタの脱着が、とてもスムースです。 オス電極に付いたスリ傷を見ても面全体で接触している様子が伺えます。


parallel_unit_12.jpg parallel_unit_13.jpg


オスコネクター2個の間の隙間を埋めるためのスペーサーをプラ板で作ります。


parallel_unit_14.jpg parallel_unit_15.jpg


収縮チューブを被せます。


parallel_unit_16.jpg


完成です。


図面です。 ここに表示されているのは実寸ではありません。
JWWファイルかPDFファイルをダウンロードして、使用してください。

parallel_unit_17.png


icon_jwcad.png 並列接続ユニット図面(JWW)ファイルをダウンロード

icon_pdf.png 並列接続ユニット図面(PDF)ファイルをダウンロード

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2012年11月07日 20:08に投稿されたエントリーのページです。

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