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PCM vs PPM ~ プロポ

PPMでは、波形が重要です。振幅はさほど影響しませんが、エッジ(値が変化する時)が大きく影響します。
伝送路の状態が悪かったり、ノイズなどの外乱で、エッジが変形すると、データに影響を及ぼします。

PCMでは、伝送状態が悪く波形がなまっても(丸っこくなっても)、また、少々ノイズが混ざっていても1と0が識別できればOKです。

インターネット回線のADSL(一般にはxDSL)の場合、これ信号?ノイズじゃないの?ってくらいの波形です。

コンピュータの外部バスでは、シリアル(直列)伝送が主流になりつつあります。
並列伝送はCPU周辺のみです。
直列伝送より並列伝送の方が、線の本数-1だけ一度に伝わるのですから、速いような気がします。
しかし、並列伝送では、クロックを上げていったとき、プリント配線やケーブルの状態(インダクタンスやキャパシタンスの影響)で各線でビット位置がずれていき、エラーを起こします。
直列伝送では、それが無いので、クロックを上げることができます。また、1と0とが識別できればよいので、長いケーブルも使えます。
USBも高速になって3.0、 HDD用のATAもシリアルATA(SATA)に変わる。

PCMでは、誤ったデータの検出ができますが、PPMではそれができません。

圧倒的にPCMが優れています。

それなのに、なぜ2.4GHzモジュールを使用する時、PPMにするの?
それは、単に互換性の問題だけのような気がします。

近い将来、全てデジタル符号で伝送するようになると思います。
受信機とサーボ間もデジタル符号で伝送するようになるかも。そうなれば、本当の意味でのデジタルサーボですね。

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2012年08月07日 18:49に投稿されたエントリーのページです。

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